「黄色い涙」を見てきました。
本日、嵐主演の映画「黄色い涙」を見てきました。
梅田のガーデンシネマ(梅田のスカイビル)です。このところよく、この映画館を利用している気がしますが(笑)
ここは、当日に整理券を発行する為、映画が始まる前に引き換えに行かなければならないんですが、休日だと恐ろしいことになりそうなんで、本日休みを取っていたし・・と言う事で行ってきました。
朝一番の回(10時)だったので、予想よりは少ない人数で見ることが出来ました。
それでも、映画館が開く20分前に着いたんですが、すでに列が出来ていたんですよね(苦笑)
「嵐」人気を改めて知りました。
映画館では、映画関連の商品も発売されているんですが、半分近くが完売。入荷も未定らしいので、とりあえずパンフのみ購入。
で、席を取った後(ここは整理券はあっても席は自由席なんです)、「嵐」が映画のコメントを載せている雑誌が張り出されていたので、それを眺めつつ、始まるまで時間を潰していました。
永島慎二さんのマンガが原作です。1963年・・漫画家の村岡栄介(ニノ)・画家志望の下川圭(大野君)・小説家志望の向井竜三(桜井君)・歌手志望の井上章一(相葉君)の4人が漫画家として一人夢の世界で生きている栄介の目を通して、挫折や恋愛・嘘・プライドや仲間への妬みと色々な気持ちで、夢と向き合い、真剣に自分の道を見極めていこうとする4人の姿を描いた作品です。
マツジュンは、舞台をやっていたのもあり、出番的には少ないですが、章一の知り合いの勤労青年役で登場しています。4人が夢の話を熱く語る姿に目をキラキラさせて、聞いている姿がとても印象的でした。
この作品を見て、切ない・・けどある意味のシュールさも感じた私です。
ボロボロと涙を流す作品ではありませんが、知らず涙が一筋流れる・・そんな胸にじんわりと何か心に迫るものがありました。
もしかしたら、年齢的なものもあるかもしれませんが、私自身もう「夢」なんて言ってる年じゃないのもあるかもしれませんね(苦笑)
お金の為に、自分の書きたくないマンガを描かなきゃならない栄介。でも意を決して一夏、仲間たちととことん夢を形にしようとがんばります。
そして・・その努力は無に帰しますが、それでも自分の意思を頑固に貫きながら、マンガを描き続けています。
一緒に住んでいる仲間を疎ましく思うも、母危篤の知らせを受けた仲間たちが、駅で待っていてくれて、切符やお金、荷物を準備して彼に手渡してくれたシーンは、知らず涙が流れてきました。
それまでは、居候している仲間を疎ましく思い、悪態をついていただけにね。
故郷へ帰る汽車の中、3人からの手紙は、彼らが夢と決別したこと。それによって栄介のアパートを出て行くことが書かれていました。
結局、最後まで夢の中で抗っていくのは、栄介一人だけですが・・
2年後の4人の同窓会では、夢を捨て、現実の世界で生きている彼ら3人の顔がとても大人びて見えました。その中で栄介の顔だけが、夢の住人。そんな雰囲気を感じました。
下川さんは、なんか頼りない雰囲気なんですよね。
でも頑固な部分もあって、そのアンバランスさが「画家」というのか「芸術家」って感じがして役なのか?本人なのか少し考えました。
仲間の中にいても、猫背でビクビクした感じなんですけどね。
でも絵を描いてるときの顔の表情が、なんとも言えないいい顔をしていて・・そのギャップに目が釘付けになりました。
ただ一度言葉を交わしただけの人に一目ぼれしたり、絵が売れたと泣いて喜んだり(本当は質草になっていたんですが)純粋だったんですよね。
それなのに、精魂込めてその一目ぼれした人の絵を書き上げたら、別の女性に気に入られて結婚話が持ち上がる。
でも実は、その女性は精神的に病んでいる人で、騙されたことを知ります。そしてそこで、自分の絵が売れたんではない事実も知ります。
大切な絵筆を折り、悲嘆にくれて・・夢を諦めます。
数年後集まった時の彼の自信に満ちた顔。なんか俗世にまみれたようで、違和感を覚えた私です。(クラブのマネージャーだったかな)
竜三さんは、インテリなんですよね。ただあの京都弁はどうかと思いますが(笑)
改めて関西弁って難しいんだなぁと感じました。
喫茶店で小説を書いているんですが、そのウエイトレスの女の子にほのかな思いを寄せるもまったく相手にされず。
思うように話もかけない自分に嫌気をさして、彼も夢を諦めます。
どこか冷めたように、斜に構えているような理論的な彼も、内面無茶苦茶悩んだり、苦しんだりしてたんだなぁって感じました。
彼は自動ドアの営業マンになってましたよ。
章一くんは・・歌を作って、自炊も一番上手にやっていて、明るい彼に救われることも多かった気がします。
また金銭的なものも、彼のパチンコの腕で救われてたな。
優しくて、どこかはっきりしなくて、ほのかな思いを寄せてる食堂の時枝ちゃんとの仲も・・
彼女が他の男性といることを見て、それ以上彼女にかかわろうとしません。
彼女と一夜を共にしますが・・何か区切りをつけたようなそんな表情を見せていました。
彼女が「二人でいても寂しいことがあるなら、一人がいいでしょ」と言う台詞がありますが
お互い一夜を共にして、寂しい気持ちしか残らなかったのかもしれませんね。
それだけ心が離れてしまったのかな・・
その思いを歌に託してのど自慢番組に出てけど、結局ダメで夢を諦めてしまいます。
彼は道路工事に従事してました。
その時枝ちゃんと結婚して幸せになっているのが、勤労青年役のマツジュン。
章一くんと一夜を共にした時の切羽詰まった表情から一転して、時枝ちゃんがとても安らかないい表情をしていたのが印象的でした。
犬童監督が、この作品をぜひ「嵐」と撮りたいといった意味がわかった作品でした。
彼らだから出せる雰囲気、彼らだから伝えることが出来るそんな作品でした。
梅田のガーデンシネマ(梅田のスカイビル)です。このところよく、この映画館を利用している気がしますが(笑)
ここは、当日に整理券を発行する為、映画が始まる前に引き換えに行かなければならないんですが、休日だと恐ろしいことになりそうなんで、本日休みを取っていたし・・と言う事で行ってきました。
朝一番の回(10時)だったので、予想よりは少ない人数で見ることが出来ました。
それでも、映画館が開く20分前に着いたんですが、すでに列が出来ていたんですよね(苦笑)
「嵐」人気を改めて知りました。
映画館では、映画関連の商品も発売されているんですが、半分近くが完売。入荷も未定らしいので、とりあえずパンフのみ購入。
で、席を取った後(ここは整理券はあっても席は自由席なんです)、「嵐」が映画のコメントを載せている雑誌が張り出されていたので、それを眺めつつ、始まるまで時間を潰していました。
永島慎二さんのマンガが原作です。1963年・・漫画家の村岡栄介(ニノ)・画家志望の下川圭(大野君)・小説家志望の向井竜三(桜井君)・歌手志望の井上章一(相葉君)の4人が漫画家として一人夢の世界で生きている栄介の目を通して、挫折や恋愛・嘘・プライドや仲間への妬みと色々な気持ちで、夢と向き合い、真剣に自分の道を見極めていこうとする4人の姿を描いた作品です。
マツジュンは、舞台をやっていたのもあり、出番的には少ないですが、章一の知り合いの勤労青年役で登場しています。4人が夢の話を熱く語る姿に目をキラキラさせて、聞いている姿がとても印象的でした。
この作品を見て、切ない・・けどある意味のシュールさも感じた私です。
ボロボロと涙を流す作品ではありませんが、知らず涙が一筋流れる・・そんな胸にじんわりと何か心に迫るものがありました。
もしかしたら、年齢的なものもあるかもしれませんが、私自身もう「夢」なんて言ってる年じゃないのもあるかもしれませんね(苦笑)
お金の為に、自分の書きたくないマンガを描かなきゃならない栄介。でも意を決して一夏、仲間たちととことん夢を形にしようとがんばります。
そして・・その努力は無に帰しますが、それでも自分の意思を頑固に貫きながら、マンガを描き続けています。
一緒に住んでいる仲間を疎ましく思うも、母危篤の知らせを受けた仲間たちが、駅で待っていてくれて、切符やお金、荷物を準備して彼に手渡してくれたシーンは、知らず涙が流れてきました。
それまでは、居候している仲間を疎ましく思い、悪態をついていただけにね。
故郷へ帰る汽車の中、3人からの手紙は、彼らが夢と決別したこと。それによって栄介のアパートを出て行くことが書かれていました。
結局、最後まで夢の中で抗っていくのは、栄介一人だけですが・・
2年後の4人の同窓会では、夢を捨て、現実の世界で生きている彼ら3人の顔がとても大人びて見えました。その中で栄介の顔だけが、夢の住人。そんな雰囲気を感じました。
下川さんは、なんか頼りない雰囲気なんですよね。
でも頑固な部分もあって、そのアンバランスさが「画家」というのか「芸術家」って感じがして役なのか?本人なのか少し考えました。
仲間の中にいても、猫背でビクビクした感じなんですけどね。
でも絵を描いてるときの顔の表情が、なんとも言えないいい顔をしていて・・そのギャップに目が釘付けになりました。
ただ一度言葉を交わしただけの人に一目ぼれしたり、絵が売れたと泣いて喜んだり(本当は質草になっていたんですが)純粋だったんですよね。
それなのに、精魂込めてその一目ぼれした人の絵を書き上げたら、別の女性に気に入られて結婚話が持ち上がる。
でも実は、その女性は精神的に病んでいる人で、騙されたことを知ります。そしてそこで、自分の絵が売れたんではない事実も知ります。
大切な絵筆を折り、悲嘆にくれて・・夢を諦めます。
数年後集まった時の彼の自信に満ちた顔。なんか俗世にまみれたようで、違和感を覚えた私です。(クラブのマネージャーだったかな)
竜三さんは、インテリなんですよね。ただあの京都弁はどうかと思いますが(笑)
改めて関西弁って難しいんだなぁと感じました。
喫茶店で小説を書いているんですが、そのウエイトレスの女の子にほのかな思いを寄せるもまったく相手にされず。
思うように話もかけない自分に嫌気をさして、彼も夢を諦めます。
どこか冷めたように、斜に構えているような理論的な彼も、内面無茶苦茶悩んだり、苦しんだりしてたんだなぁって感じました。
彼は自動ドアの営業マンになってましたよ。
章一くんは・・歌を作って、自炊も一番上手にやっていて、明るい彼に救われることも多かった気がします。
また金銭的なものも、彼のパチンコの腕で救われてたな。
優しくて、どこかはっきりしなくて、ほのかな思いを寄せてる食堂の時枝ちゃんとの仲も・・
彼女が他の男性といることを見て、それ以上彼女にかかわろうとしません。
彼女と一夜を共にしますが・・何か区切りをつけたようなそんな表情を見せていました。
彼女が「二人でいても寂しいことがあるなら、一人がいいでしょ」と言う台詞がありますが
お互い一夜を共にして、寂しい気持ちしか残らなかったのかもしれませんね。
それだけ心が離れてしまったのかな・・
その思いを歌に託してのど自慢番組に出てけど、結局ダメで夢を諦めてしまいます。
彼は道路工事に従事してました。
その時枝ちゃんと結婚して幸せになっているのが、勤労青年役のマツジュン。
章一くんと一夜を共にした時の切羽詰まった表情から一転して、時枝ちゃんがとても安らかないい表情をしていたのが印象的でした。
犬童監督が、この作品をぜひ「嵐」と撮りたいといった意味がわかった作品でした。
彼らだから出せる雰囲気、彼らだから伝えることが出来るそんな作品でした。
by megohime03
| 2007-04-17 23:30
| 嵐
日常の徒然話や好きな事のよもやま話♪最近は嵐ネタが多くなっていますが、今後ともよろしくお願いいたします♪ Blogの内容と関係ないTBに関しては容赦なく削除いたします。ご了承くださいね
by megohime03
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